go hiking to ~ はテストに出ない!?

   

<go ...ing(…しに行く)> という表現は中学で普通に学習しますが、<go ...ing>の次にどのような前置詞がくるかは中学のテストだけでなくセンター試験のようなテストでも出題される可能性のある語法上の重要ポイントです。

ですから、高校受験生だけでなく大学受験生も気をつけておかねばならないポイントです。

hiking

前置詞<to>が正解になる<go ...ing>は出題されない

<go ...ing to ~>のように、前置詞<to>を伴う表現はテストには出されないと予想します。

が、断言はできません。(^^;)

普通に考えたら、出題されないだろうなと思わざるをえない理由があるのです。

単純化した問題ですが、下記のような問題が出題されたとします。

一度に全部ではなく、下記の中から一度に1問だけ出たとします。

(同じような問題が一度に複数出たら、機転の利く生徒は勘ぐって素直には答えようとしない可能性があるからです。)

【語法問題】自然な文意が成立するように、次の空所に<at, in, to, on>の中から適切な前置詞を選びなさい。

● go swimming(  )the river

 

【語法問題】自然な文意が成立するように、次の空所に<at, in, to, on>の中から適切な前置詞を選びなさい。

● go skiing(  )Daisen

 

【語法問題】自然な文意が成立するように、次の空所に<at, in, to, on>の中から適切な前置詞を選びなさい。

● go skating(  )the lake

 

【語法問題】自然な文意が成立するように、次の空所に<at, in, to, on>の中から適切な前置詞を選びなさい。

● go shopping(  )the mall

 

【語法問題】自然な文意が成立するように、次の空所に<at, in, to, on>の中から適切な前置詞を選びなさい。

● go hiking(  )the hills

 

【語法問題】自然な文意が成立するように、次の空所に<at, in, to, on>の中から適切な前置詞を選びなさい。

● go fishing(  )the sea

 

【語法問題】文意が成立するように、次の空所に<at, in, to, on>の中から適切な前置詞を選びなさい。

● go camping(  )the woods

ポイントの説明を事前に受けていない生徒は、たぶん全員が各問題全てを間違えるでしょう。

正解したとしたら、それはまぐれです。

教えている立場からすると、これは”確信”です。

なぜなら、普通の教育を受けてきた大多数の生徒たちは日本語の発想で文意を考え答えようとするからです。

これらの表現を日本語で表すと共通して、

「~へ(に)…しに行く」

となります。

つまり、日本語の問題として、「~へ行く」という結び付きになるので、そのことがそれまで慣れ親しんできた<go to ~>を想起させるのだと考えられます。

その結果、上記のような問題では、事前にしっかりと学習できていない限り、<to>を入れてしまうのです。

発想の差が前置詞の違いを生む

しかしながら、下記の記事で詳しく説明していますが、英語の発想は異なるのです。

教科書にもミスはある!

英語の発想を無理矢理日本語にすると~で…しに行く」となります。

つまり、

<go>と結びつく前置詞ではなく、<...ing>の動詞と結びつく前置詞を必要とする

のです。

例えば、

<go shopping at the department store>

を英語の発想で訳すと、

「デパート買い物をしに行く」

となります。当然これは不自然な日本語ですから、普通の感覚を持っていればごく自然に

「デパートへ(に)買い物に行く」

と表現するでしょう。

したがって、

<to>が使えない場合にも、<go ...ing to ~>のようにしてしまうミスが多発することになります。

解説が長くなりましたが、

こういう発想の違いを考慮すると

正しい表現である<go hiking to the waterfall(滝へハイキングに行く)>の「前置詞」を問う問題を出すということは考えにくいということになります。

理由は、

このポイントに関して事前の学習がしっかりとできていなければ生徒は<to>にしてしまうものなので、あえて正解が<to>になる問題を出すのは、発想の違いが理解できていない生徒に点をプレゼントする結果になる

からです。

”プロ”の教師はそのような問題は作成しません。

go hiking to ~ をあえて出題するとしたら

<go>と結びつく前置詞ではなく、<...ing>の動詞と結びつく前置詞を必要とする

英語と日本語の発想の違いを理解するために、この点を十分に説明したとします。

結果的に<to>以外の前置詞になる場合が多いので、理解度を試すために、例えば、10問中1~2個程度あえて<to>を必要とする表現を混ぜるということは十分にありえます。

いままでは、記憶が確かなら、<go ...ing to ~>のタイプは出題されることがなかったので、そこまで詳細にこの表現を教える(学ぶ)必要性もありませんでした。

「普通は、<to>以外の前置詞がくる」と、理屈を理解した上で覚えておけばよかったのです。

ところが、

go hiking to Kusasenri は不自然か否か?

にあるように、

中学2年生の教科書に<go hiking to ~>が出てきてしまいました。

本文中ではないにしても、一度出てきたからには<go hiking to the waterfall>のように、<to>しか正解がありえない明瞭な表現は出題される可能性が出てきたと個人的には予想しています。

したがって、これからは<go ...hiking to ~>が成立する場合も含めて教える必要が生じたと言えるかもしれません。

ぜひお読み下さい

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