almost vs. mostly|「ほとんど」の本当の意味

   

これら両者の単語の使い方の違い(すなわち、意味の違い)を、「ほとんど」という訳語の表面的な意味で理解したつもりになってしまう傾向があります。

most vs. almost|「ほとんどの」の正しい使い方』の場合と同様のことが当てはまります。

almost と mostly の意味の違い

両方の語を「ほとんど」という訳語で表層的に覚えていると区別ができない,そんな困った単語です。

訳語を覚えたからと言ってその単語を理解したと思ってはならない典型的な例です。

ついでながら、実はそのような単語は山ほどあるのですが、そのことに気が付く機会が少ないだけです。

特に、単語集で主に語彙を構築しようとしている受験生は表層的な知識しかないことが多いので注意しましょう。

これを防ぐには、辞書を丹念に(引くというよりもむしろ)読むことです。

両者の基本的な意味の違い

★mostly ⇒ 全体の中で占める割合に言及して「大部分,主として,たいてい」という意味の副詞

例:Those present were mostly students.(出席していたのはほとんど(=大部分)学生だった)

この文は,Most of those present were students. と書き換えられます。

★almost ⇒ 状態・動作の程度が「ほとんど(~に近い)」という意味の副詞

She was almost late for school.(彼女はもう少しで学校に遅刻するところだった)

これらが基本な違いです。

school

【問題】それでは次の例文の( )内に入るのはどちらの副詞でしょうか?

Our customers are (      ) women.

【正解】mostly

理由は,

「私どもの顧客の大部分は女性です。」という意味ですから、その場合の「大部分(=ほとんど)」は『全体の中で占める割合を表す』と解するのが自然だからです。

仮に,Our customers are almost women. と表現したとすると,

たとえば,「性別の点で100%近く女性と言ってもよいのだけれども,完全な女性とするには不完全な要素がある」ので「限りなく女性に近い男性」というような結果になります。

こういう解釈は文脈的に不自然と言わざるを得ません。

念のために例をもう1つ追加するなら,

The members of this climbing club are almost men.

も同様の理由で不自然です。

ぜひお読み下さい

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