熱中症と脱水症状

   

春から真夏のような暑さを何度か経験してきましたが、いよいよ梅雨のシーズンです。

私が住む愛媛では、例年よりも早く5月28日に梅雨入りしました。

梅雨入り前後から夏まで毎年何度となく熱中症に関わることがニュースになります。

ウォーキングをしている公園ですれ違えば会釈をする程度の外国人が暑さに辟易とした感じで休憩していたので、「熱中症に気をつけてくださいね。」と日本語で声をかけました。

それがきっかけで「熱中症」を英語で説明することになり、「あっ、脱水症状って何て言うんだろう?」と一瞬困りましたが、間接的な表現で逃げました。その程度の術は持ち合わせています。(^^;)

帰宅してから辞書で確認して、「嗚呼、なるほど!」と思った次第です。

こんなことを経験したばかりなので、今回は日本の気象的特徴に慣れていない外国人の方に「熱中症」の注意喚起をするために、最低限知っておいた方がよいだろうと思われる語彙である「熱中症」と「脱水症状」、そしてついでに「水分補給」を紹介したいと思います。

熱中症は heatstroke、脱水症状は dehydration

熱中症 ⇨ heatstroke/ heat stroke

いろいろな表現がありますが、日常的に一番使われているのは<heatstroke>だろうと思います。私はこれ1つで押し通します。(^^)

不可算名詞のはずですが、<have a heatstroke>のような使い方を見ないわけではありません。

  • [Please] be careful of heatstroke.(熱中症に気を付けてください。)

◎get[/ suffer/ come down with] heatstroke:熱中症になる

詳細は省きますが、医学部を志望する人は<heat disorder>や<heat exhaustion:熱疲労>も知っておいた方がよいかもしれません。

同じような表現で<sunstroke>というのがあって「日射病」のことです。

両者は症状は似ていますが、直接の原因が「暑さ」か「日光」かの違いでしょう。

ちなみに、<stroke>には「(病気の)発作」という意味があります。

脱水症状 ⇨ dehydration

名詞としては<dehydration>です。

専門用語的な雰囲気もありますが、実際には日常語としても使われているようです。

  • suffer from dehydration:脱水状態になる
  • drink water frequently to avoid dehydration:脱水症状を避けるためにこまめに水分補給する
  • Dehydration and heat exhaustion are serious health issues for people at any age.(脱水症状や熱中症はあらゆる年齢の人々にとって健康上の深刻な問題である。)

<dehydration>は動詞の<dehydrate:脱水させる>から派生しています。

この動詞の過去分詞から生まれた形容詞を用いた下記のような表現があります。ぜひ覚えておきたいものです。

◎get dehydrated in the heat:暑さで脱水症状になる

さらに、<dehydrate>の反意語は<hydrate:潤いを与える>です。これの過去分詞形容詞を使った次の表現はよく使われるようです。

◎stay hydrated:(水分を常に補給することによって)脱水症状にならないようにする 

  • Make sure you drink enough water and take in salt to stay hydrated.(脱水症状にならないように水と塩分の補給をお忘れなく。)

実に英語らしい発想の表現だと思います。

他には、<prevent(avoid) dehydration / not suffer from dehydration:脱水症状を防ぐ>とも表現できます。

水分補給(をする) ⇨ rehydration〔医学用語〕

「水分補給する」を<hydrate oneself>のような表現を使わなくても、中学生レベルの英語で表現できます。

  • drink enough water:十分に水を飲む
  • drink plenty of water:たくさんの水を飲む
  • drink water often/frequently:こまめに水を飲む

では、「水分補給」という名詞は?

drinking [enough] water>で十分ではないでしょうか。

「水分補給を怠らない」と言いたい場合は、<keep oneself hydrated>のように表現することもできるでしょう。

ちなみに、厚生労働省のサイトの中に、下記のような一文があります。

Elderly people should drink water often even when they do not feel thirsty, and control room temperature by using electric fans and air‐conditioners even when they do not feel warm.(高齢者は喉の渇きを感じていなくてもこまめに水分補給をしたり、暑さを感じなくても扇風機やエアコンを使って温度調整をするように心がけましょう。)

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